身長165cmぐらいのゴルファーに最適なクラブセッティング

ロングアイアンより高さが出てフェアウェイウッドより当たりそう。

そんないいとこどりで安心感のあるユーティリティ。

今やクラブセッティングには欠かせない存在となっています。

しかし、そんな印象とは裏腹に意外とユーティリティを苦手としているゴルファーも多かったりします。

もしかして打ち方が悪い?

なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、果たして本当に打ち方だけの問題なのでしょうか。

やさしいクラブのはずなのに思い返してみると肝心なところでミスばかり。

だけどその使い勝手の良さからついつい手にとってしまうというあなた。

一見万能そうに見えるクラブにも実は相性があるのかもしれませんよ。

そんな状況に心当たりがある方へおススメしたいのが、ゴルファーの身長を活かしたクラブ選択。
ミスマッチレングスをベースに組み立てるクラブセッティングです。

今回は身長165cmぐらいのゴルファーにおススメのクラブセッティングをご紹介します。

目次

推定ミスマッチレングス

では身長165cmぐらいの方のミスマッチレングスを探ってみましょう。

当サイトではゴルフスイングのイメージが変化する長さをミスマッチレングスと呼んでいます。

ミスマッチレングスについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

ミスマッチレングスはゴルファーの身長以外にも、腕の長さや前傾の深さによって若干変わってしまうので一概に何インチとは言えませんが、簡単な見極め方として肘までの高さに1番手分の0.5インチを足した長さがおおよその目安になると筆者は考えています。

個人差はあると思いますが、肘までの高さを「身長(cm)÷2+15」と仮定すると、身長165cmの方の肘までの高さはおおよそ97.5cm。
靴の高さ(3cm)を足すと100.5cmなので、身長165cmぐらいの方のミスマッチレングスは39.5インチに0.5インチを足した40インチ前後の長さになりそうです。

市販品のクラブでクラブレングスが40インチとなるとロフト21度前後のユーティリティあたりでしょうか。

身長165cmぐらいの方はロングアイアンの代わりに何のクラブを選択するかが身長を考慮したクラブセッティングのカギになります。

ドライバーの考え方

まずはドライバーから考えてみましょう。

ミスマッチレングスは40インチ付近なので、ドライバーの長さは45インチ程度の標準的な長さで問題ありません。

どちらかというと水平要素が強いスイング軌道になるので、重心距離が長くて深い今どきのドライバーとも相性がいいでしょう。

ロフト角やシャフトの硬さは、スイングの癖や打ちたい球筋、ゴルファーの慣れ、今後の目標などによっても選び方が変わるので、ご自身のプランに合わせてOKです。

フェアウェイウッド・ユーティリティの考え方

今回のポイントはココ。

ミスマッチレングスは40インチ付近なので、フェアウェイウッドは求める飛距離や打ちたい球筋といった一般的な考え方で問題ないのですが、注意してほしいのがユーティリティのチョイスです。

40インチぐらいのユーティリティはスイングイメージをウッド寄りにするかアイアン寄りにするか迷わせてしまう恐れがあります。

最近のトレンドは3W、5Wの次にロフト21度前後のユーティリティを選択する傾向ですが、ここはあえて原点回帰。

ロフト21度前後のクラブは7Wなどのショートウッドがおススメです。

フェアウェイウッドが苦手という方は、アイアン型ユーティリティもおススメです。

なお、身長165cmぐらいの方は、フェアウェイウッドの長さがミスマッチレングスよりも長くなります。
フェアウェイウッドは、どちらかというとソールを払うように使うイメージが合うでしょう。

アイアン・ウェッジの考え方

アイアンの選び方は、飛距離の階段や求める球筋といった一般的な考え方でOKです。

ただし、ロングアイアンはミスマッチレングスより短いもののヘッド特性を加味するとミスマッチレングスに近づくにつれて難易度が増します。

5番アイアンぐらいまでが無理なく打てる範囲ではないでしょうか。

短い番手を厚くしたい方は、ウェッジの本数を増やすのもいいと思います。

おススメのクラブセッティング①

最後にこれまでの内容を踏まえて身長165cmぐらいの方におススメのクラブセッティングを2つご紹介します。

まずは一つ目。

  • ドライバー
  • 4W
  • 7W
  • UT24°(アイアン型)
  • 5I~PW
  • AW
  • SW
  • LW
  • パター

3番アイアンの代わりに7W、4番アイアンの代わりにアイアン型ユーティリティを選択することでミスマッチレングス周辺に間隔を作ることができます。

ウッド系とアイアン系がミスマッチレングスを境に分かれているので、スイングイメージを違和感なく切り替えられる効果も期待できます。

おススメのクラブセッティング②

  • ドライバー
  • 5W
  • 6I~PW
  • AW
  • SW
  • パター

クラブの本数を10本まで減らしたセッティングです。

ゴルフをシンプルに、気軽に楽しみたい方へおススメのクラブセッティングとなっています。

今どきのゴルフクラブとの相性はピッタリ

今やロングアイアンの代わりとして定番となっているユーティリティ。

プロアマ問わず使用者の多いクラブです。

にもかかわらずユーティリティは相性が悪いなんて言われるとなんだか損をした気分になるかもしれません。

しかしそんな気分になる必要はありません。

むしろウッドクラブの重心設計やクラブレングスに着目すると、今どきのゴルフクラブとの相性の良さがうかがえます。

今どきのドライバーは重心距離が長くて深い。

捕まったボールを打つには水平要素の強いスイングが求められます。

さらに身長165cmぐらいの方は、クラブセッティングを考えるうえでミスマッチレングスの長さがちょうどいい。

ウッド系とアイアン系、クラブ形状の異なる2種類の間にミスマッチレングスをもってくることができます。

クラブ形状とスイングイメージのギャップが少なくてすむのです。

ゴルフはヘッド形状や長さの異なる複数のクラブを使いこなすスポーツ。

今どきの進化したクラブをセット内全ての番手で違和感なく使えるメリットは大きいといえるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次